姫は、あたしがごはんを食べ始めると、そばでじっと見ています。微動だにせず、あんまりじっと見ているので、こっちも気になってしかたがありません。要は食べ物が欲しいのですが、そこは姫。自分からねだりに来ずに見ていて、あまりの眼力の強さに、あたしが負けるのを待っているのです。

でも、姫が我を忘れて飛んで来る食べ物をついに発見。

それは、海苔、だったのでした。