八宝くんが旅立って2週間が経ちました。
この週末、八宝くんと一緒に過ごした10年間の写真を見直し、いろんなことを思い出していました。

八宝くんは、たろうクンが旅立った後に、当時預かっていたななくろクンのお相手として我が家に来ました。
ななくろクンと姫様の折り合いが悪かったので、2匹より3匹のほうが姫様がななくろクンとばかりバチバチしなくていいでしょう、という感じでした。
八宝くんとななくろクンは歳も近かったのですぐに仲良くなり、どったんばったんと大変にぎやかにやっておりました。

もちろん、姫様のご指導にもちゃんと応えておりまして、姫様ともそれなりにやっていけるという、高いコミュ力を発揮しまして。

まあ、猫同士の相性が優先の人選(いや、猫選?)で晴れてたろうクンの後釜におさまりました。

ななくろクンが無事卒業した後は、あんずさん(この後卒業してまめちゃんになりました)

まめちゃんがご縁をもらって卒業した後は、ここのつクン(兄弟みたいにそっくりw)

もちろん縞子嬢とも

十夢くんにも
どんな猫でもちゃんと仲良くなって、家猫修行のお手伝いをしてくれました。

でも、ニンゲンに対しても甘えん坊で、おしゃべりで、とても愛想のいい猫でした。
姫様や縞子嬢なんかは自分が優先なので構ってほしい時でなければお世話係の動向など知らんぷりですが、八宝くんは、お世話係がうろうろしているとどんなに寝込んでいてもちゃんと目を開けて、そばを通れば「にゃあ」とかなんとか言うのです。
私はそんな八宝くんが大好きでした。
亡くなる当日まで、病状は重かったのに少食ながらご飯を食べ、言いたいことがあればにゃあにゃあ言っていたので、まだ一緒にいられる、長くはないだろうがもう少しお世話が続けられると思っていました。
それなのに、不意にいなくなってしまったので、お世話係は呆けてしまい、何をするにも「ああ、もう八宝はいないんだ」と繰り返しておりました。
いろいろな方から温かいお言葉をいただき、縞子嬢の強烈な「構ってアピール」に翻弄され(八宝くんが体調悪化で構ってくれなくなって以降強度が増していたのですが、私自身も八宝くんに構っていてお構いできず、気づいたら強度マシマシだったのです…)、お世話係は悲しいながらも日々の生活に戻りつつあります。
なにかにつけて八宝くんを思い出し、その辺に八宝くんを感じることは続きますが、想い出を糧に少しずつ呆けた心の穴を埋めていこうと思います。