チャー四郎は、すっかり家猫らしくなりました。
撫でて欲しくて仕方なくて、ずっとあたしの後をついてくるようになりました。
ちょっとがんばって動画を撮ってみました。

でも、チャー四郎は、どんなにご機嫌でもしっぽがだらんとしたまま。
被災猫にしても河原猫にしても、家に慣れて、たっぷりご飯食べてたっぷり眠れるようになると、猫はせっせと身づくろいを始めてどんどんきれいになります。

チャー四郎もだいぶきれいになったのですが、尻尾を手入れする様子がなく、よくよく見ているとしっぽを動かさないことがわかりました。
血管は通ってるんですが、神経が切れているようで、尻尾を自分のものとして認識していないようなのです。

チャー四郎は、肉球も傷だらけで、大きなかさぶたがいくつもありました。
ときどきかさぶたがごそっと剥がれ落ち、今はだいぶきれいになりました。

野良猫という言葉がありますが、野良猫は野生動物ではありません。
決まった家がないというだけで、人間が餌をやっているものです。
だから、福島の警戒地域のような人間がいなくなったところでは、猫が生きていくことはできません。

チャー四郎がどれだけ苦労してあの日からをすごしたのか、尻尾がだらんとした姿を見ると切なくなります。
せめてこれからを穏やかにすごせる家族を見つけられればと思います。

夜鳴きもなおって、あまったれなチャー四郎の家族になってくださるかた、大募集です!