本日は3月11日です。
東日本大震災から3年です。
あたしが猫の預かりを始めたのは、その後でした。
最初は、避難所にいる方がペットを同伴できないと聞いたので、そういう猫を一時的にお預かりできればと思ったのでした。
ただ、事態は福島原発の事故で大きく変わり、警戒避難地域にペットや家畜が大量に取り残されることになりました。
世話をする人間がいなくなった動物たちの末路は、現場に入ったボランティアの方に聞いただけでも壮絶で、聞くのが辛いものでした。
その中で、救えるだけ救おうと保護された猫が、各地のボランティア団体で新しい里親募集することになりました。
あたしは、里親が見つかるまでの間、そういう猫を預かる、ということになりました。
最初に預かったさくらちゃん
ファンキーなまろんちゃん
情けない系のお顔、まめじくん
最初は隠れて出て来なかった、ニンジャ、才蔵
おっとり五福くん
最後まで触らせてくれなかったむっちくん
この前卒業したばかり、背中に5つのぶちを持つオトコ、ぷっちくん
うちから、10匹近い猫が卒業しました。
でも、保護猫はまだシェルターや預かりボランティアの家にいっぱいいますし、そもそも、まだいろんなことが収束していません。
この時期になるとあちこちで大震災メモリアルの情報が流れます。
もうお腹いっぱい、という方も多いでしょうが、3年は忘れ去るにはまだ早い期間だと思います。
自分にできることはわずかですが、長く続けられることを少しずつ。
うちの猫どもと同じように、お腹いっぱいのご飯とあたたかいおうち、愛してくれる手を、彼らにもと願います。