2006年の8月末のことでした。
以前から、猫を飼ってもいいかなとつぶやいていたあたしの言葉を覚えてくれていたハセガワさんが猫をくれました。

ハセガワさんは、親子ともに猫大好きで家猫が4、5匹。さらに近所のノラにも餌をやっているのですが、そのノラが子どもを産み、子どもを車のボンネットの中に避難させていたとのこと。ハセガワさんが車のエンジンをかけようとしたところ、近所のおじさんが慌てて教えに来てくれて、想像するだにオソロシイ残酷な事故は未然に防がれたのでした。

4匹いた子猫のうち、3匹を保護。うち1匹がうちにもらわれてきたたろうです。
初心者のあたしに心遣いをしてくれて、一番扱いやすい子を選んで連れて来てくれました。

たろうという名前は、家に来る前に決めていました。単純な思い付きですが、後からいろいろ理屈をこねてみると、覚えやすいし、次の猫はじろう、3匹目はさぶろうにしたら次からの名前に困らないわけで、なかなかのセンスだと思っています。

黒猫とは思ってなかったんで、見せてもらったときはびっくりしました。でも、金色の目と黒い瞳がすごくかわいくて一目惚れです。3匹の中から選ばせてもらっていたとしてもきっとコイツを選んだでしょう。

もらった当初は700グラム、生まれて3カ月程度で、ちっちゃかった。
初めて猫を飼ったんで、それがあっという間に腹がタプタプのメタボ猫になるなんて思ってませんでした。
こんなことなら、もっとばしばし写真を取っておくんだった。