お世話係が台所に立つと、なぜか姫様がやってきて、
ごろんと横たわるのです。
お世話係は料理で台所を右往左往していますので、大変邪魔なのですが、姫様はおかまいなし。
さあ、撫でなさい。
暇なんでしょ。
えーと、暇じゃないんです。
姫様は、台所でいっぱい撫でてもらったと覚えているからごろごろしてるんでしょうが、邪魔で危ないのでどいてほしくて、ごろんとしたら撫でてすかしたわけですよ。
それが、お世話係は台所では暇だから撫でてくれる、になってしまったようです。
しかたがないので、今日も撫でるのですが。
ものすごい勢いで噛まれるのでした。
撫でているのに噛んでくるとは理解できませんが、姫様なりの喜び方なのかも知れません。
お世話係、痛いけど、喜ぶことにいたします。
でも、台所でごろんは危ないのでやめてほしいです。